General Training Module(主に移住者が受けるテスト;留学する方はAcademic Moduleです。)のライティングは、テーマに沿った、150字以上の手紙と250字以上のエッセイです。
それを60分で書かなくてはなりません。私はかなり練習を積んだので、内容はともかく時間以内に仕上げることには自信がありました。
問題と解答用紙が配られます。果たしてテーマは私にとっては答えやすいものでした。
ある程度年齢がいっている分、自らの経験から引用できるということでしょうか。
おかげさまで何を書こうか迷うこともなく、10分で手紙を書きました。エッセイも、構成に7〜8分、書き込みに25分程度で終わりました。残り時間で字数チェックとケアレスミスの校正までできました。ただ問題は、自分の実力がどの程度なのか見当もつかないことです。自分の書いた文章がどのような評価を下されるのか、点数で判断できるリスニングやライティングと違って全く分かりません。
つづく。
しかし幸いにしてセクション2の終わり頃から、私はようやく試験に集中することができるようになり、問題もすっと頭に入ってくるようになりました。おかげさまで、セクション3、4共に長文の問題でしたが、そこそこできたように思います。作戦通りあと十分を残して解答し終わり、答えの確認です。緊張していて曖昧だった前半部分も見直して、いくつか答えを直すこともできました。
長文問題が2問あったのは意外でしたが、ひねった問題はなく、正攻法で解ける問題だったので助かりました。IELTS名物のYES, NO, NOT GIVEN の問題は、まあ当たっていたら儲けものくらいの感覚でした。それにしてもようやく平常心に戻れたのは良かったです。しかし、平常心に戻って、今さらながら先のリスニングの出来の悪さが気になって来ました。しかしそんなことを考えている暇はありません。ライティングテストが始まります。 つづく。
かつて私がニュージーランドで働いていた頃、日本人の料理長の言った言葉です。ドライな考え方ですが、私は真実だと思います。そういうわけで、今回のビザ申請にあたり、自分の持ち金を少しでも減らさないためにバイトを始めました。御存じの通り、ビザ申請にはことのほかお金がかかります。今までにかかったお金は以下の通りです。
1,エージェントへの支払 34万
2,翻訳料金 5万
3,CERTIFIED COPIES作成料金 7万5千
4,技術査定申請料金 4万5千
5,ビザ申請料金 18万
6,IELTS受験料 2万4千 その他交通費など。
さらに今後、家族を含む健康診断に10万前後必要かと思われます。
悲しいくらいにお金が消えていきます。まあ、それを予測して予めバイトを始めたわけですが。学生時代はありとあらゆるバイトをしましたが、まさかこの年になって新たにバイトをするとは思ってもみませんでした。
しかしそのバイト先にも新たな発見がありました。
職業によって申請先は違います。技術査定ですが、審査は書類のみです。私のケースでは、調理師として七年以上の経験とそれに伴う資格があることが条件です。
私は経験18年(当時)調理師免許もあるので問題ないと思われますが、それを書面にて証明しなければなりません。ビザ申請の場合、たとえそれが事実であっても、文書で証明できなければ考慮されることはありません。それが結構大変なのです。
それで、必要書類は、1,過去全ての職場からの雇用証明 2,調理師免許 3,Statutory Declarationの3種でした。そして雇用証明に盛り込まなければいけないものとして、私の職種、ポジション、勤務期間、勤務時間、職務内容、社員の構成表、使用していた調理器具のリスト、おまけに証明書は会社のレターヘッドの印刷された紙であること。さらに別紙に職務の詳細、私の調理した代表的な料理のレシピと具体的な作り方、料理素材の下準備の方法などを記すように・・だそうです。それを過去の勤務先の社長に作成してもらうのです。
それからStatutory Declarationてなんだろうと思って調べたら、宣誓供述書なるものだそうです。 これがみんな英語で説明されていたので、じっくり読んで事の全貌がつかめた時、
私はただ茫然とするだけでした。
結果、問題は無いようでした。それで契約書その他にサインしてそれをメールして、サイト上からクレジットカードで料金の支払いです。程なくメールがあり、私に専属のアドバイザーがつくこと、申請手続きは全てその人を通して行うことなどの案内がありました。私のアドバイザー(当然有資格者で登録番号も明示されています。)は、Anne(仮名)という女性でした。
このエージェントは、(他もそうかも知れませんが)私専用のページが持て、そこから質問や不明な点を聞くことができます。そしてその返答は通常24時間以内にもらえることになっています。その他申請手続きの進ちょく状況などもチェックできます。これはかなり便利です。
Anneが言うには、手続きが済み次第、SKILLED ASSESSMENTの申請に必要な書類のリストを送るとのことでした。そうです。SKILLED INDEPENDENT VISAの申請には、その前段階としてSKILLED ASSESSMENT(技術査定)に先ず合格する必要があるのです。これが曲者でした。
1 とにかく聞き逃さない。放送に食らい付いていく。
2 Now you have some time to check your answers といって与えれれる各セクション後
の時間を、先の設問を読む時間に当てる。
3 迷子(放送されている問題文が、どの設問に対応しているのか見失ってしまうこと)に
なってもうろたえない。
4 迷子になったら、重要と思われる聞き取った単語などを余白に書いておく。
5 最後に与えられる10分間(答えを解答用紙に書き写すための時間)を利用して、迷子
になった部分の設問に、書き留めておいた単語などを参照して解答する。
そして始まったリスニングテスト。私の緊張は頂点に達し、鉛筆を持つ右手が硬直しているのが自分でも分かりました。どうしよう。このテストにビザ申請の可否がかかっているー
放送の音質は思いのほか悪く、音の輪郭がブレている感じです。CDなどのデジタル音源にある臨場感は全くありません。カセットテープから流れてくる音声といった感じです。
聞き取れますが、神経を使わないと、語尾や音と音のつながりなどは聞きづらいです。
私は少し焦って、”こりゃまずい、・・・つづく
私は、試験でも何でもベストの力を発揮する時とは、いわゆる”ノッている時”だと思っています。そしてノッている時とは、その時はそうと気づかず、後になって”ああ、あの時がそうだったんだ”と気づく性質のものだと思います。金メダルの荒川選手の演技は素人目に見ても見事なものでしたが、あの時、彼女はきっとそういう状態だったのではないでしょうか。手足の動きとか、ジャンプなんかを全く意識することなくこなしていたと思います。
かくいう私自身もそんな状態になったことがありました。10年以上前のことですが、二輪の限定解除試験(旧制度)を受けた時です。7回目の挑戦だったのですが、どういう訳か無心に、これが試験であるということを意識することもなくすいすいと完走することが出来ました。結果は合格。後になって、試験中に全く余計なことを考えていなかったことに気づいたことを覚えています。
前置きが長くなりましたが、今回その時の精神状態の再現を目論んでいた訳です。
つづく・・・
さらに私の場合、既にビザ申請書類をエージェントに送った後で、申請受理も数日後という段階だったので、どうしても一回で決めなければなりませんでした。(IELTSの成績は、無犯罪証明や健康診断の結果と一緒で、後からの提出も出来るということです。)
それでも出来が悪くて受け直したりすることは、審理の遅れに結びつくと思われるので一回で決めたいと思っていました。
当日は余裕を持って会場へ行きました。この一ヶ月前に家内の受験に付き添ってここまで来たので勝手は知っています。リラックスして地下2階の講堂に行きました。
先ずはIDチェック。飲み物の持ち込みは許されているので、ペットボトルの水を持って自分の席を探します。受験番号や名前、母国語などが書いてある紙が2人がけのテーブルに貼ってありました。
そして私がリラックスしていられたのはここまででした。
私の場合、IELTS(International English Language Testing System=英語力判定試験)さえクリア出来ればパスマークに達するので、一応、ビザ発給はスムーズに行くものと期待してのエージェント選びです。
先ずは日本の業者をチェックしてみました。移住に興味をお持ちの方は御存じのこととは思いますが、2つの大きな業者がありました。早速料金を見てみると・・・60万円以上!・・・高い。しかしこれには申請書類の提出用コピー(Certified Copy)作成代行も含まれていると思われます。さらに、日本語で通信出来るという最大のメリットがあります。
そしてオーストラリア現地の業者はというと、どこでも約30万円前後。しかし通信は当然英語です。私は迷うこと無く現地の業者に決めました。デカイです。30万円の差は。
・・・つづく。
一方、永住ビザさえあれば、今のところ求人は豊富で条件も悪くないものばかり。仕事が見つからなくても取り敢えず渡航してそれから求職しても何とかなりそうだということに気づいたのです。無論、それもリスクを伴いますが。でも世の中何をするにしても、全くリスクがないということはあり得ないでしょう。そういう訳で、方針を転換してオーストラリアの永住権申請の準備を始めたのが去年の9月でした。うぉーもっと早く気づくべきだった。
それでまず自分が何ポイント獲得出来るか、確認してみたら、IELTSで20点(各セクション全てで6.0以上)獲得出来れば125点までいくことが分かりました。調理師は、移民局のオンデマンドリストの中でも高得点が与えられているので、ラッキーでした。
ビザ申請は自力でも受け付けてもらえますが、やはり自分と家族の今後を決めるものだし、法的に有効な(しかも英文の)書類を準備しなくてはならない性質のものなので、やはり専門のエージェントに頼むことにしました。
それでさっそくエージェント選びです。
お分かりのこととは思いますが、オーストラリアとニュージーランドに限って言えば、永住権もしくはワークビザさえあれば、私の経験に見合った充分な給料の求人が少なからずあることを。特にオーストラリアでは、その数はかなりのものでした。
逆に言えば、条件の良い求人の全てが、永住権またはワークビザの保持を条件としていたのです。
それまで私は、永住するには先ず、仕事の確保が最優先と考えていました。
去る3月31日、かねてより準備を進めて参りましたオーストラリア永住権の申請(独立技術永住ビザ:SKILLED INDEPENDENT VISA [ SUBCLASS 136] )の申請が受理されたと、エージェントを通してオーストラリア移民局より連絡がありました。
よっしゃーぁ!ついにやったかぁー!というのがエージェントからのその旨を伝えるメールを見た時の私の正直な感想でした。正直言ってここまで大変でした。何がって書類の作成、準備からIELTSの受験など全てが。でも全てをやり遂げた今の開放感は、その分素晴らしい充実感を伴ったものです。
具体的に準備を始めたのは去年の9月でした。それまでにもオセアニアを中心にネットや人脈を利用して仕事探しをしてきたのですが、幾つかオファーはあったものの、どれもが主に金銭面で満足いくものではありませんでした。(調理師として19年の職歴と2人の子持ちということを考えると、おいそれと安い給料で妥協する訳にもいかなかったのです。)
そんな折、あることに気づきました。
かねてから準備をしてきましたオーストラリアの永住権(独立技術永住ビザ)
の申請を遂に果たすことができました。これを機に、これまでの出来事の
顛末、申請に関する具体的準備の方法からIELTSの試験勉強まで、私なりに
記したいと思っています。
このブログが、今後同様の道を進まれる方々のご参考に少しでもなれば誠に幸いです。




