オーストラリアの永住権申請顛末記 第二部
オーストラリアの永住権が2007年1月初頭に認可され、同月末に入国しました。今後の職探し、住居探しの顛末など、今後同様の道を進まれる方のご参考になれば幸いです。
バイトだぞ。
超久しぶりにバイトのお話をさせて頂きます。
繰返しますが、これは今までの私の経験とこのファミレスの違いを述べたもので、決して批判ではありません。

ファミレスのチェーン店ゆえ、仕込みの仕方から分量、作り方、盛り付けまで全てマニュアルで決まっています。それを全て覚えないと仕事になりません。

調理場には常に社員の調理師の方が最低一人はいますが、他はほとんど学生バイトです。またその人達がマニュアルを完璧に暗記しているので、私は事ある毎に彼らにやり方を聞かなくてはなりません。

料理の経験のほとんどない自分より20才も年下の人に、調理(正確に言えば料理の準備ですが)の仕方を聞いたり、次の仕事の指示を受けなくてはいけない。これはとてもしびれる経験でした。初心忘れるべからずといいますが、とうの昔に忘れていた、板前修行時代の情けない気持を図らずも思い出しました。

まあ、逆の見方をすれば、自分より遥かに年上の、しかも料理の経験もある(らしい)私に指示を出さなければいけない彼らもやりずらかったことと思います。

バイトは週2回に過ぎませんが、行くたびに何かしら情けない気持になってしまいます。
”何で俺、こんなことやっているんだろう?”とどうしても思ってしまいます。
自分で決心して始めたというのに。

しかしながら、この調理場で私は思いもよらぬ収穫というか、貴重な出会いをしました。
バイト初日に感じたこと。
ファミレスでのバイトは、いろんな意味で新たな発見がありました。先ず最初にお断りしておきますが、これから私が書くのは決してファミレスの批判ではありません。私が個人的に感じたことで、それは私がこの業界の事を知らなかったために感じた、違いや感想です。

違いというのは決して悪いということではありません。バイトを始めて1年経ちますが、それぞれのキッチンにベストのやり方があり、ここのキッチンにも、このやり方がやはりベストなのだと思います。どうか誤解のなきようお願いします。

先ず初日にキッチンに行って驚いたのは、徹底した食材管理です。適当に仕入れして適当に使っている今の私の職場とはえらい違いです。料理に使用する分量も全てグラム単位で決まってますし、落としたり焦がしたりしてダメにしてしまった食材も分量を計って全て申告しなくてはなりません。

ハンバーグ類はもちろん、ソースやたれなどは全てセントラルキッチンから送られてくる冷凍ものです。野菜類も、たいがいのものは加工されて来ます。ほとんどを手作りする私の調理場とは違います。しかし今時の冷食は味もよく、侮れません。

総じて感じたのは、経験のないバイトの方でも調理、盛り付けができるよう、実によく工夫されていることでした。
いい年してバイトを始めたわけ
「いいか、海外に来て一番頼りになるのは自分の持ち金なんだ。我々に何かあってもこの国の政府は助けてはくれない。国が助けるのはまず自国民なんだ。我々外国人は二の次なんだよ。」
 かつて私がニュージーランドで働いていた頃、日本人の料理長の言った言葉です。ドライな考え方ですが、私は真実だと思います。そういうわけで、今回のビザ申請にあたり、自分の持ち金を少しでも減らさないためにバイトを始めました。御存じの通り、ビザ申請にはことのほかお金がかかります。今までにかかったお金は以下の通りです。
1,エージェントへの支払   34万
2,翻訳料金          5万
3,CERTIFIED COPIES作成料金  7万5千
4,技術査定申請料金      4万5千
5,ビザ申請料金       18万
6,IELTS受験料         2万4千  その他交通費など。
さらに今後、家族を含む健康診断に10万前後必要かと思われます。

悲しいくらいにお金が消えていきます。まあ、それを予測して予めバイトを始めたわけですが。学生時代はありとあらゆるバイトをしましたが、まさかこの年になって新たにバイトをするとは思ってもみませんでした。
しかしそのバイト先にも新たな発見がありました。

テーマ:アルバイト - ジャンル:就職・お仕事