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楽園の騒動-1

とある国の山の中。

そこは様々な動物たちが集まって仲良く暮らす、言わば動物たちの楽園だった。

ある日、ゾウが小走りに白鳥のところへやって来て言った。

「ちょっと小耳に挟んだんだが、人間たちが我々の楽園のど真ん中を縦断する高速道路とやらを作るらしいぞ。」

「なにぃ!マジかそれ!」

白鳥の目が点になった。ハトが豆鉄砲を食らった時のように。

「ああ、ほんとうらしいぞ。」

「どうする?」

そこを偶然通りかかったのはライオンだ。

「お、いいところに来た,ライオン君。実はなぁ...」

ゾウと白鳥が説明した。

「なんてこったい。皆を呼び集めて対策を練るべきだ。」

ライオンが主張した。

「うん、そうしよう。」とゾウと白鳥。「ところでライオン君,何だね君のその頭髪は?カットがガタガタじゃないか。」

「.....うん,家内に散髪頼んだらトラ刈りにされてね.....って関係ないだろ今は! 早く森のみんなを招集だぁ!」


そして三々五々,森の動物たちが集まってきた......

つづく。

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長沢樹の新刊が出た

こんにちは。

夏時間も終わって時計の針が一時間戻り、すっかり盛秋モードのシドニー。
ものいへば、くちびるさむし、秋の風…
と思いきや、明日の予想気温は36度って…

ようやく出ました長沢樹の新刊❗️
おもしろいかどうかは分かりませんが、取り敢えず宣伝しときます。
来月もう一冊出ると言ってました。

20160405134356da6.jpg

天国を夢見たが.....

80年の生涯を全うした源じいさん。

彼は天に昇って行った。

源じいさんは生前から、天国に行くことを楽しみにしていた。

苦労の絶えなかった人生。幸福だった時期は、途切れとぎれにしかなかったように思う。

今ようやく天国へ行くことができるのだ。

…想い叶って天国の住人となった源じいさん。そこは、果たして素晴らしい世界だった。

欠けるところの無い完璧な幸福感。

…しかし、しばらくして彼はあることに気づいた。完璧なはずの幸福感が、あらかた消え失せていることに。

欠けるところの無い完璧な幸福感…それは不幸を知っているからこそ感じ得たことだったのだ。
暗闇があるからこそ、光を認識出来るように。

光しか存在しない“天国”
不幸のないところに、幸福は存在し得ない…

源じいさんは、苦労続きだった人生を懐かしく振り返った。

苦難と苦難の間に見いだした束の間の幸福。それこそが真の幸福だったのだ。

自分が生涯を過ごした地球上での時間、それが天国だったのだ。

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そこまでして儲けたいか!

とある焼き肉食べ放題の店。

マネージャーの中谷は不審な客を見つけた。

30代と思われるアジア系のカップルだ。女性の方はスポーツバッグを提げている。

案内されて席についた2人。どうも様子がおかしい。カップルではなく、バッグの方がだ。

何やらもぞもぞと動いている…

(何や…?) 中谷はそれとなく注視していた。

そうこうするうちに注文の肉が運ばれてきた。

カップルのテーブルを横目で伺う中谷。


とその時。女性があたりを伺いつつスポーツバッグのジッパーをするすると開けた。

すると、あろうことか、中からチワワと思われる小型犬が頭をひょいと出し、女性の箸から焼き肉をパクっと食べた。

我が目を疑ったマネージャー中谷!

(…ありえへん…奴ら、非常識にも程がある!)

ツカツカとカップルに歩み寄る中谷。

「あなた方、犬を連れ込んでますね💢そして焼き肉食べさせたでしょう😾」

「……?」

サッとジッパーを閉めた女性は知らん顔だ。

グッと怒りを堪えた中谷。くるりと踵を返し、キッチンに向かった。オーナーシェフの馬場に直訴して、カップルの退場を求めるつもりだ。

「馬場さん!あのね…」

顔を紅潮させて事情を説明した中谷に、馬場はこう言った。

「何❗️犬に焼き肉食べさせてると‼︎…中谷君、犬は小さいのかね?
…子供料金、取れんかね…」

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人類の行く末と結末 5

そして百万年後…

新人類はようやく文明の堵についた。

冒険家たちによって未知の大陸も踏破された。

そしてそこで発見された数々の不可解な遺跡と遺物。オーパーツ、つまりそこに存在するはずのないもの。

「…何なんだこれは…我々の文明以前に高度に進んだ文明があったというのか…?…いや、そんなことがあるものか…この馬鹿でかい遺跡は昔の王様の墓に違いない。そしてこれらの遺物は単なる装飾品に決まってる!」

…旧人類が新人類に託した思いとテクノロジーは忘れ去られてしまった…

しかし旧人類とて、彼らの祖先が他の星から地球に移住してきたことを忘れ去っていたのだ。ピラミッドを、王家の墓などと言って。

そして新人類も、いずれ種の生存が危うくなる頃には、他の星に飛び立つに違いない…

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こんにちは。太郎と申します。ついに作家デビューした弟に負けじと,細々と活動しています。基本的にリンクフリーです。よろしくおねがいします。

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